飢餓状態とまでいわれたけれど

飢餓状態とまでいわれたけれど

妊娠がわかってから、酷い悪阻に襲われ、ベッドから起き上がれない状態になりました。


以前から匂いに敏感だったことも災いし、動く度に、部屋の壁の匂い、床の匂い、鞄の匂いなどを嗅ぎ分けてしまい、その度に吐き気に襲われていました。
トイレへ駆け込もうとしても、駆け込むまでに通るリビングや台所のそれぞれの匂いを嗅ぐ度に何度も苦しい思いをするほどでした。

鼻で息をすると匂いがわかってしまうので、口だけで息をすることにし、少し軽減はされましたが、それでも吐き気は続いていました。

食べ物も咽喉を通らず、病院へ行きたくても動く力さえ無くなっていました。

健診日、タクシーを頼み這うように病院へ辿り着いたのですが、出された診断結果は「飢餓状態」。
日本の妊婦とは思えない状態です。

妊娠5ヶ月頃までこの状態は続き、やっと食べられるようになったものは一日一本のバナナ。
それでもかなり体力は回復しました。

その後に、無性に食べたくなったものが、ピザ。
食べることの出来なかった体が、急にピザを欲し、毎日毎日、ピザを食べていました。
これで回復し、後半は普通の妊婦として生活出来たのですが、妊婦の体って不思議だなぁとつくづく思った出来事でした。
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